求職者支援訓練を体験中!どんなところ?

求職者支援訓練 WEBマスター養成講座

夫が失業してからはや半年。会社都合ということで失業給付もすぐに受けられたので、少しでも転職に有利になるように、職業訓練を受けることにした。

コース選びの際も、コース選びに悩んだものの、今の知識にうまく乗っかって、転職に有利で、タイミングのよい時期に設定されていて、倍率が低く、自宅から通いやすいものとなると、そう選択肢は多くなかった。

夫は失業から2か月で職業訓練に通うことにした。私もかつて「Webクリエイターコース」を受けたことがあるが、夫は期間が倍の6か月。話を聞いているとなかなか楽しそうなので記事にしておく。

ちなみに今回夫が受けている「求職者支援訓練」だが、「職業訓練」の中で、昔からあって雇用保険を受けながら受講できる「公共職業訓練」ではない。 雇用保険を受給できない人を対象としている、主に民間が運営している。

職業訓練の内容が時代とともに変わっていた。公共職業訓練と、求職者支援訓練に分かれているらしい。果たして夫は無事訓練を受けられるのか。

参加している 求職者支援訓練コース

夫から正式なコースの名称を聞いた訳ではないが、 求職者支援訓練には「基礎コース」と「実践コース」があり、期間や内容から見て「実践コース」で間違いない。学校の地域で絞って検索をしたところ、「WEBマスター養成講座 6か月コース」を受講していることがわかった。

基礎コースと実践コースの違いを書いておこう。

基礎コース
訓練期間:2か月から4か月最初の1か月間の「職業能力開発講習」でビジネスマナーやコミュニケーションの方法、就職活動の方法などを集中的に習得した上で、基礎的な職業スキルを身につける短期間のコースです。

実践コース
訓練期間:3か月から6か月基本的能力、特定の仕事に必要な実践的能力の習得を目指すコースです。IT、事務、医療事務、介護、林業、デザイン、建築、美容コースなどがあります。

厚生労働省埼玉労働局ページより

どんな人が受講しているか

どういう人が参加しているのか、気になったので聞いておいた。

公共職業訓練とは違い、求職者支援訓練は失業保険の給付を受けてなくても受講できるコースなので、夫のように会社を辞めた直後でなくても参加できる。子育てをしていて、数年仕事をしていなかった女性が、ブランクを心配して受講したり、学校を卒業したまま仕事をする機会がなく、社会勉強がてら受講している若い人もいる。また定年退職後、第二の人生を模索して受講しているシニアも。

15人の定員の訓練だったが、難易度が高いクラスだったからか8名しか集まらずぎりぎりの開校だった。

WEBマスター養成講座で学べること

無料(教科書と交通費は自腹)の求職者支援訓練で一体どんなことが学べるのだろうか。

同業種なのでわかるが、ざざっと目次を見ただけでも、長年Web業界で働いていても自己研鑽できていない人や、Webディレクター1本でがんばっている人よりも幅広い知識を学習することができる。

順に紹介していく。

Photoshop (フォトショップ)

我流で手探りで作業している私と違い、きちんと基本から学べるのがうらやましい。Photoshopとはそもそも何か、オブジェクトを描くというのではなくレイヤーに図形をマスクして表示させているのだという、概念から説明を受けている。基本的な操作方法から、ツールの使い方、写真を使った部分選択をしての色調補正など、細かな作業を習っている。

Illustrator(イラストレーター)

ペンツールで波線を描いたり、線分を描いたりと基本的な作業を習っている。イラストレーターは点線が器用に描けるので素晴らしいのだが、その仕組みを利用して、地図などに使うJRや私鉄の線路を描いたようだ。私はFireworksで苦労をして描いていたよ。イラストレーターの勉強がある程度終わったころには、イラストレーターを使ってロゴや名刺を作ったり、提案書やワイヤーを描く課題など与えられたよう。めちゃくちゃ難しいと夫談。そりゃそうだパワーポイントを使えば、提案書やワイヤーなんて簡単だ。イラレで作るなんて気が遠くなる…このあたりで1人脱落したそうな。

HTML

今の主流であるHTML5.0を習っている。私が職業訓練を受けたころは、すでにHTML5.0が勧告されていたけれども、世の中のWebサイトはまだまだテーブルで作られていて。実務に必要だろうとテーブルレイアウトを習っていた。だから夫からタグの説明を聞いても、知ってる知ってるというよりは、あ、確かに見たことあるというレベル。くそぅ、すでに夫に抜かれたか。2,3週間でHTMLの学習は終わった模様。講師はなるべくコピーをせず、1文字1文字タイプせよと指示する。これは私も同意。コピーばかりしていると覚えないし、何かちょっとした不具合を直す場合や、さまざまなツール上でのソース修正には、手打ちも必要かと。ある程度ブラインドタッチができないとしんどいだろうね。

CSS

2008年ごろから、日本のブラウザの仕様も整い、CSSでの色々なカスタマイズが可能になっているが(調べた)、私の知識は、古いCSS2.0時代がベース(しかも独学)なので、なかなか夫のCSS説明がわからない。

「講師の人がテストで、アンパンマンとドラえもんをCSSで描いて、マウスオーバーすると四角になるんよ」意味わかる人は一握りだろう。

通常、アンパンマンやドラえもんをHTMLで表示させるとすれば、普通はPhotoshopやIllustratorでそういう画像を作成してアップするのだが。そこを講師は、HTMLとCSSのコードだけでアニメキャラクターを表現したというのだ。これにはさすがに時代の流れを感じた。

HTMLやCSSの書き方って、人の勉強度合いとかセンスが出るのだけれど、さすが講師、アニメキャラクターに挑戦するところからして、センスあるなと思った。そして元技術者としては時代に何回転か置いて行かれている気もした。とにかく、よい先生のもとで勉強できているのだな。

グループ課題

それぞれのツールの授業の最後には、そのツールを使った提出課題や発表課題がある。グループ分けをして、アイデアや企画を出し合い、発表用の資料、発表用のロゴ、引用元を整理、テキストや画像の作成、発表準備など手分けして行う。

こうやって就活に使える成果物としたり、発表の練習をしたりしてるのだ。

夫による他者考察

ブランクがあっても、以前の仕事でイラストレーターなどのツールを使ったことがある人は、勘が戻りやすくすぐにパパパっとアイデアを出したり資料作成の中心人物になる。

社会に出たことのない受講生は、調べるのは得意だけれど、意見を出したり発表するのは苦手。コミュニケーション(軽い挨拶、日常会話)なども苦手なので下を見がち。若い人はウォークマンを聞きながら作業をすることに抵抗がなく、中年以降はそれが気になる。

定年退職後の人は、ディスカッションとなるとなかなか柔軟に対応できず自分の考え以外を受け入れにくい。また自身の経験が邪魔をしてコンセプトやクライアントの意図をつかむのが苦手。

夫本人は、どのツールも練習などでは使えても資料を作ったり、ワイヤー(設計図)を作ることなどは、時間がかかってしまうので、ノートに手書きしてしまうとのこと。本人的には、若者と年配者の中間の年齢なので、間を取り持つべく調整役や発表などを担当している。

さいごに

今回は、これから職業訓練を受けようかという人、また「WEBマスター養成講座」を受けようかという人に読んでもらうイメージで2019年での訓練の様子を書いた。終盤に差し掛かると就活も忙しくなってきて、学校の様子はなかなか聞けないのだが、CSS以後の学習の様子も聞ければ追記したい。

参考になれば幸いだ。